2007年に起きた渋谷の温泉施設爆発事故に巻き込まれ車いす生活になりました。車いす生活になり初めてバリアにぶつかり、今まで当たり前に行っていたお買い物や食事にバリアという壁で行けなくなり最初は引きこもっていました。
そんな心身ともに疲弊していたとき、あるトレーニングジムのトレーナーに「行けない場所なんてありませんよ。段差、階段があったら自分が担ぎます。壁があったら壊しますよ」と言われ考えが180度変わり前向きになれました。けれど、バリアフリーを掲げたお店でも「他のお客様の迷惑になる」と言われ、行くことのできる場所がわからなくなりました。そんなある時、ある飲食店と出会い、建物の構造上はバリアがあっても周りの少しのココロがあればバリアフリーを超える素敵なお店や場所になることに気づきました。障がいのある方・高齢の方・ベビーカーを利用する方が、心地よく安心して外出でき、困った方がいたら声を掛け合える世の中を目指し2013年10月に「NPO法人ココロのバリアフリー計画」を設立し、ココロのバリアフリーを広める活動を行っております。